図書カードを get!

 ここ、フィンランドの北の森にもようやく夏がやってきました。
白樺の枝に、新緑の葉が顔を出し、naapri(お向かい)のヤーナさんはもうノースリーブで庭で菜園作りをしています。日没は23:35、日の出は02:55。もう白夜です。
フィンランド人はこの季節が大好きで、嬉しくてたまらないという気持ちが、どの人からもあふれ出しています。
とはいえ、まだわずかながら雪は残っているし、気温も10度を下回る時間もあるのですが・・・
フィンランド語教室は9月のアドバンスコースが始まるまで、お休みです。が、今の間に予習をしておかないと、英語能力がイマイチな私たちにとっては、アドバンスコースについていけないかもしれないという焦りがあります。
先生にアドバンスコースで使う教科書を尋ねたら、教科書は使わずにその時間ごとにプリントを配るということでした。
「それじゃ予習できないーー!!」
ということで、先生が持っていた参考書を手に入れて、それを前もって勉強するしかありません。でもそれは1冊60ユーロ以上で、先生が持っていた3種類全部を手に入れようと思ったらかなりの額になります。
そこで、図書館で借りることを思いつきました。
ただ、ここの図書館は使ったことがなく、ネットで予約するにもまずは図書カードが必要です。どこの図書館でカードを作ってくれるのか、外国人の私たちにもカードは作れるのか、いろいろ不安はあったのですが、とにかく当たって砕けろで、図書館に出向くことにしました。
その前にはもちろん、言いたい事をフィンランド語で言えるように調べて、練習して、なかなか大変なのです。
・・・で、結局、get 出来ました!!
そして、その本は貸し出し中だったので、予約までしてきました。
ここで、注目なのは、なんと、フィンランド語で会話のキャッチボールが出来たのです。
もちろんまだまだぎこちない会話でしたが、英語を一言も使わずに、言いたい事が言え、また、何とか相手の言っていることも理解できました。
それに気をよくして、その後、銀行に行く用事があったのですが、いつもの外国人対応用の窓口ではなく、普通の窓口を選び、フィンランド語を使って通帳に入金を済ますことが出来ました。
私は今年の12月が来れば、60歳を迎えます。
この年で新しい言語を学ぶ事は大変なことですが、喜びもまたその分大きく、どうってことのない一つ一つが、嬉しくてたまらない気分にさせてくれます。

フィンランド語テスト

フィンランド語教室も、早いもので初級コースも残すところあと1回になりました。
一昨日は、まとめのテスト。
フィンランドでは、テストについての考え方も日本とは違うとは聞いてはいるけれど、果たしてどんなテストなのか、教科書や辞書は持ち込んでいいのか? テスト形式は? 時間は?
どれひとつ判らないまま、とにかく1週間できる限りのことをして、テストの日を迎えました。覚えるということについての限界は、確かに年齢とともにはっきりと感じられ、あるところからはどんなに復唱しようが、まったく入っていきません。でも、いくら最高齢の生徒とはいえ、あまりに悪い点数しか取れなかったら、一生懸命教えてくれた先生に悪いと言う思いもあり、夫も私も、一日3時間から6時間、机に向かった1週間でした。
大学受験のときでも、こんなに勉強しなかったんじゃないかなぁ・・・

Kuka sinä olet? (あなたは誰ですか?)という問いから始まり、
A4用紙3枚綴りで、裏表に印刷がしてあります。要は6ページ分の問題です。
持ち込みはダメ。
終わった人から先生に提出し、後は帰っていいのですが、結局私と夫は1時間半くらいでテストは終わりました。
結果はまだわからないのですが、私も夫も出来る限りのことをしたという充実感で、帰りの車はとても気分が良く、夫62歳、私59歳、この年で一生懸命テスト調べをする自分たちが、ほほえましく思えました。
普段の生活は森の中なので、フィンランド語を使える場面といえば、お向かいの家族と月に一度くらい話す程度で、あとはスーパーマーケットで買い物をするとき意外はほとんどありません。でもそのわずかな機会にとにかくフィンランド語を使いたくて使いたくて仕方がありません。レジが終わったときに「kiitos!」(ありがとう)というだけでは物足りなくて、「Kiitos hei!」とか、「Heipa!」とか、フィンランド人が言ってることをまねして言ったりしています。
とにかくフィンランド人に近づきたくてしょうがないのです。
夫と二人で「どうしてこんなにフィンランドが好きなんだろうね…」と言い合ったりするほど、なぜか好きで好きでたまらないのです。
やはり、前世で住んでたことがあるのでしょうか・・・