蚊とアブを撃退 自作”疑似トンボ”

フィンランドはもうすぐ夏が終わり、秋になります。
今年は、6月まで雪が残っていて吹雪の日もありました。ようやく雪が消えても、なかなか気温が上がらずここ数日、やっと20度を超える夏らしい日がやってきたところです。
でも8月半ばには、長ーい夏休みも終わり秋がやってきます。そもそもフィンランドの夏は短いのですが、今年はその中でも特に短い夏で終わりそうです。
ただ、蚊とアブだけはいつもの年と同じように、大群が発生しているのですから、困ったものです。
フィンランドのような寒い国には蚊はあまりいないと思っている方がほとんどだと思うのですが、
フィンランドの蚊の多さは半端じゃありません。しかも北に行くほど多いそうな…
息をしたら、口の中にまで入ってくるのですから、たまりません。
ここKuivaniemiは、かなり北部に位置している上に、森の中。小さな湖もあちこちに点在しています。
お向かいの人は、二酸化炭素を発生させて蚊を寄せ、その集まった蚊を吸い込むという装置を持っていて見せてもらったことがあります。10万円以上だったとか…

私が草刈りをする時や、夫の森仕事の時はアミ付きの帽子をかぶり、ナイロンパーカーの上下を着て完全防備で立ち向かうのですが、散歩のときはそんな格好もできないので、虫除けのローションを塗って、あとはうちわでバタバタと追い払うくらいでした。
今年はスマホの虫よけアプリを使ってみたり、虫よけリングを足や手首につけたり、いろいろ試したのですが、効き目はイマイチでした。
そして、何かいい方法はないかとネットで探していたら、「new Wish FIELD」というブログの中に、「黄色と黒のロープで蚊の天敵のオニヤンマに似せたものを作って軒や、帽子にぶら下げる」という記事があるのを見つけました。

トンボは蚊だけではなくアブにとっても天敵なのだそうです。そういえば散歩している時もトンボが飛んでくると、蚊やアブはいなくなります。この近くで見かけるトンボは、結構地味な色のトンボばかりなので、それらしく見えるように空き箱と半透明のポリ袋でこんなトンボを作ってみました。
これに3~40cmの釣り糸を結び付け、それを棒の先にぶら下げてスイ―スイーッと揺らすと面白いように、蚊とアブが逃げていきます。
軽すぎると安定感がなくなるので重しをつけたり、ポリ袋もそのままだとくしゃくしゃになってしまうので、セロテープを張り付けたり、ぶら下げる糸も、木綿糸ではねじれてうまくいきません…
いろいろ改良を加えて写真のようなトンボになりました。

日本は、これからが夏の盛りです。蚊に困っている方は、一度お試しあれ。

これを糸でつるすと、けっこう本物っぽく見えるんです。

 

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”心が悲しい時に食べるケーキ”という名前のケーキがフィンランドにあります

Sydämen surujen kakku (悲しい心のケーキ)
奥さんから離婚を言い渡されて、悲しみから抜け出せないお向かいの男性に、クリスマスプレゼントとしてこのケーキを焼きました。

焼いたケーキの写真を撮るのを忘れてプレゼントしてしまったので、この写真はクックパッドのフィンランドバージョンのようなサイトから拝借してきました。

Sydämen surujen kakku (悲しい心のケーキ)

全部材料を混ぜるだけと、作り方はいたって簡単ですが、
とてもおいしいケーキです。(レシピは以下に書いておきます。是非一度作ってみてください。)

お向かいさんにはこのケーキにクリスマスカードを添えました。


Tämä kakun nimi on “Sydämen surujen kakku”.
Minä löysin tämän ohjeen eräästä suomalaisesta kotisivusta.

KUN yksi onnen ovi sulkeutuu, toinen ovi avautuu:
Mutta usein tarkastamme niin kauan suljetun oven, että emme huomaa uutta ovea, joka on avattu meille.
Minä toivon, että tämä makea kakku piristää sinun mieltä.

(訳:このケーキの名前は「悲しい心のケーキ」です。フィンランド人のサイトからレシピを見つけました。
一つの幸せなドアが閉じた時、もう一つのドアが開く。けれど人は閉じたドアばかりを見つめて自分のために開かれた別のドアを見ようとしない(ヘレンケラーの言葉)
このケーキがあなたの心を元気づけてくれることを私は望みます。)


夫がケーキをお向かいさんに持って行ったのですが、お向かいさんはこのカードをしばらく見つめて涙ぐんでいたそうです。
やはりこのケーキには、悲しい心を癒す魔法の力があるのかもしれません。
是非お試しあれ!

このケーキのレシピ

5 dl jauhoja(小麦粉)
4 dl sokeria(砂糖)
3/4 dl kaakaojauhoa (cocoa)(ココア)
1 tl(小さじ) soodaa (炭酸)
1 tl suolaa (塩)
1 tl vaniljasokeria (バニラの香りのお砂糖、バニラエッセンスで代用可)
 ★ここまでの粉類を混ぜておく
250 g MAITORAHKAA (水きりヨーグルトで代用可)
0,5 dl maitoa (牛乳)
150 g sulaa voita/margariinia (溶かしたバターまたはマーガリン)
2 kpl (個) kananmunia (卵)
 ★ミックスした粉の中に卵を割り入れ、その他の材料をただ混ぜればいいだけです。
★200 astetta 50-60 minuuttia
200度で50~60分となっていますが、私の場合はこれでは焦げてしまったので、150度で50分焼きました。

 

Eläkeliitto(年金生活者の会)

Eläkeliitto は年金生活者の会で、私と夫は4年前から参加している。
最初はPelimannit という別の音楽グループに所属して、私がフルート、夫がギターを演奏している時に、Eläkeliittoの夏の催し物で演奏してもらえないかというお声がかかった。
私と夫はとにかくフィンランドについていろんなことが知りたかったので、フルートとギターの腕前は全く自信がなかったけれど、快く承諾した。
その後、私たちも年金生活者(日本からの年金ではあるけれど)なのだからと、このグループに参加させてもらうことになった。会員数は定かではないけれど大体50人くらいだと思う。

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左がSeijaさん、右がEläkeliittoの会長さんのAnneさん。

2週間に一度、集会(Kahvitilaisuus)がある。そこではコーヒーとパンやケーキ(セットで2ユーロ)が提供されて、健康についての講演があったり、ロシアやアフリカに旅行してきた会員が、写真や土産話を話してくれたり、一緒に体操したり、歌を歌ったり、ゲームをしたりする。
私たちも、今までに3回「日本について」や「東洋医学について」などプレゼンテーションをしている。
この集会の他に、これも2週間に一度「手仕事クラブ(Käsityökerho)」の集まりがあり、ここでは手仕事の好きな女性たちが集まって、織物をしたり、編み物をしたりする。この時はなぜか無料でお菓子とコーヒーが提供される。この部屋には手仕事に必要なものがなんでもそろっている。中でも立派な織り機が5台設置されていて、誰が使ってもよい。私は昔から織物にあこがれていて、日本にいる頃から何度かこのような織り機を買いたいと思ったこともあったが、あこがれだけでまだ一度も織物はしたことがなかった。img_0709
MeeriさんやSeijaさんに、手取り足取り、丁寧に教えてもらったおかげですでに5点くらいの作品が出来上がった。

そして今日は、このEläkeliittoの集会のクリスマス会だった。お世話役の人たちは、おそろいの赤いとんがり帽子とエプロンをつけて、ベリーのプーロ(ミルクでお米をたいたおかゆのようなもの)やクリスマスパイの用意に大忙しだ。
教会の牧師さんがやってきて、クリスマスソングを一緒に歌う。この牧師さんは、私のかつてのフルートの先生の夫さん。
彼は歌うことがとっても好きで、必ず1曲はソロで自分の声にうっとりしながら披露するのが恒例のプログラムだ。
そして最後はいつものくじ引き。今日はクリスマスということで景品はいつもよりたくさん用意されていたにもかかわらず、私と夫はくじに当たらなかった。
するとSeijaさんが冷凍ベリーがいっぱい入った袋と、クリスマスパイを持って来てくれた。さりげなくいつもこういう目配りをしていてくれる。

いつもと同じように、あたたかい仲間が迎えてくれる安心できるスペースがそこにある。帰るときには、口々に「Hyvää Joulua!(良いクリスマスを!)」と言って、ハグし合う。
日本で味わったことのない心地よさを、この北の果ての異国で味わう運命の不思議を改めて感じる。