ルンを偲んで

昨日、11月13日は、ルン(日本から連れてきたマルチーズ)の命日でした。

ルンは、今から7年半前、まだ徳島にいる頃に保健所からもらってきた犬です。当時5歳(本当かどうかは不明)で、とても痩せていて里親希望で見に来ている人たちがゲージの前を通るたびにオシッコをかけるので、とても外観はかわいいのに欲しいという人はいませんでした。夫が家で待っている私に「オシッコをかけてばっかりしてるから、始末に悪いかもしれないけれど、どうする?」と、電話をかけてきた時、「かわいいんならそれにしよう」と私が返事をし、その日から我が家の一員になりました。img_0993
あんまり利口じゃないし、好きな物しか食べないし、いろんなところにオシッコはするし…と、かなり手間のかかる犬でしたが、しぐさは非常にかわいく、夫のことを命の恩人と思っているのか、夫が夜に釣りに行ったりすると、帰ってくるまで玄関に座ってけなげに待ち続けたり、ユースのお客さんの間でも、たちまち人気者になりました。
日本から出るときの検疫通過のための前準備が大変でしたが、この遥か北の果てのフィンランドにも私たちと一緒に移住してきたわけです。私たちのフィンランドでの思い出の中に、いつもルンがいました。
そのルンが1年前のこの日、あっという間に逝ってしまったのです。
最後の3日間ほどは、何度かひきつけを起こしていましたが、ひきつけを起こした後はケロッと元気にしているので、まさか死ぬとは思っていませんでした。
ただ、何かにつけて怖がってガタガタ震えるような臆病な犬だったので、私と夫にとってはとても寂しいことだけれど、当のルンは死んで楽になったかな、とも思います。
森に埋葬するとき「鳥になってまた、遊びにおいで」と言ったので、本当に鳥になって遊びに来ているようです。
夫が庭に取り付けた餌箱に、毎日たくさんの鳥がやってきます。餌がなくなると、まるで催促をするように、窓際に飛んできたりします。
そう、きっとあれはルンに違いありません。

 

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