お母さんに優しい国 世界1位

 今年の母の日に、「母親に優しい国」世界1位として、フィンランドが選ばれました。
(NGOセーブ・ザ・チルドレン)
ちなみに、米国は30位、日本は31位(韓国と並ぶ)。
昨年の1位国ノルウェーについてNHKの番組で取り上げられていた内容が、ネットに掲載されていましたので、ここで紹介します。

シングルマザーの場合、児童手当が2倍支給される。子供の保育園代もおよそ6割を国が補助。さらに別れたパートナーからもらう養育費が滞った場合、国がいったん立替えたうえで、相手の給料を差し押さえる。
学生でも子供が生めるために、大学内に保育園を設置。料金は一般保育園の半額。子供のいる学生のための専用アパートもある。シングルマザーは優先的に入居可能。
(日本の場合、女性が一人でアパートを借りるのも難しい。夫あるいは親族の保証人が必要)

育児休暇は夫婦合わせて47週間取得可能(給料補償は100%)。うち12週間は父親だけが取得できる専用期間。母親が休む期間を短くして、その分早く母親が仕事復帰できるための配慮からくるものだ。
日本は、育児休業制度は子供が満1歳になるまで取得可能だが、給料補償は50%。
男性の育児休業取得率はノルウェー男性は90%以上が育休を取得しているのに対し、日本は最近増えていると言われているものの、わずか2.6%(平成23年度雇用均等基本調査)と、比べ物にならない低さだ。

ノルウェーでは1歳から小学校入学前までの子供すべてが保育園に入れるような政策を取っている。待機児童はなし。
一方日本は、待機児童2万5千人(厚生労働省調べ)。

また、女性取締役を増やそうというノルウェーの試みは世界に広がりつつあり、ヨーロッパ11カ国がすでに実施済み。
以上はノルウェーの状況です。

今年の「母親に優しい国」の順位について取り上げているところは多くありました。
しかし、日本とのこの大きな違いに目を向けず、「女性議員の割合以外では日本は北欧諸国と大差がない」と書いている記事があったのには、開いた口がふさがらないとしかいいようがありません。その記事は、今回最下位だったコンゴ民主共和国の悲惨さばかりを取り上げ、日本のこの情けなく恥ずかしい結果と実情に、何の関心もない。

昨年発表された「男女平等(ジェンダー・ギャップ)指数ランキング」(The Global Gender Gap Report)でも、1位アイスランド、2位フィンランド、日本は、なんと101位。「嫁泥棒」と言う風習がいまだに残るキルギスでさえ54位です。
日本のこの現状をみて、「先進国」だと言えるのでしょうか。

皆さんはこの実情に何を感じますか?
ノルウェーとの差を見て、怒りがわきませんか?

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お母さんに優しい国 世界1位」への2件のフィードバック

  1. 日本のシングルマザーです。本当に悲しいです。
    離婚が良いとは思いませんが、どうしても仕方なく、という場合もあるのですが誰も理解してくれませんでした。もう子育ても一段落して肩の荷が降りたこともあり、少しは気持ちが楽になりましたが、とにかく偏見の凄まじさには閉口しました。お金の無いのも勿論大変ですが、偏見が子どもの精神に与える悪影響の大きさに全く無頓着な方が多いです。女は喜びの性だと思い、女に生まれたことに誇りを持っていたのですが、現実を知り、体験し、日本の女は悲しみの性だったと思うようになりました。(喜びの性、悲しみの性という表現は日本の女性産婦人科医の書籍のものです)

  2. まぁさん
    コメントをありがとうございました。
    日本の現状は、本当に悲しいですね。
    ただ、実際にその被害体験のない人たちにとっては、
    日本はいい国だということになるのでしょうね。
    そしてそういう人たちの、「自分さえよければ良い」「他人の不幸は蜜の味」精神が、
    どれだけ人の心を傷つけ、追い込んでいるのか全く気付こうとしない。
    フィンランドに来て見て、男女平等というのはこういうものなんだということを、初めて知った気がしています。
    フィンランドから改めて日本を眺めてみると、
    男女の差、貧富の差、勝った者、負けた者、
    その争いは、悲惨としか言いようがありません。
    あの国の体制でみんな黙って、よく我慢しているなぁと、
    感心するほどです。
    同じ悲しい歴史を持つ国なのに、
    どうして日本はあのようになり、フィンランドはこのようになったのか、
    不思議でたまりませんでしたが、
    やはり根本的な精神が違うことが、大きなポイントなのでしょう。
    日本は「100人の1歩より、1人の100歩」を選び、
    フィンランドは、「1人の100歩より、100人の1歩」を選んだのです。
    「100人の1歩より、1人の100歩」を選んだ日本には、
    残念ながら、何年経っても、「差別がなくなる日」は来ないと思います。

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