また、新しい何かが始まる

 3日前、第2期「外国人のためのフィンランド語教室」が終了しました。
前回の教室の時も、もちろん私たちが最高年齢でしたが、他の受講生の人たちとの差はそれほど感じなかったのですが、今回は、歳をとったということをまざまざと感じることになりました。
というのも、まず中間年齢層の受講生が途中から来なくなったこと。
わたしたちとも親しく話をしていたまじめな若い子達もいなくなってしまった・・・
ということで残ったのは、不真面目に大騒ぎする若い子達と、
私たちだけと言うことになってしまったのです。
先生がいくら注意してもおしゃべりはやめないし、
ひどいときは授業中にもかかわらず、机の上に座って、携帯電話をかけたりしています。
もちろん私たちとは口も利かないし、席も「何もそこまで離れて座らなくてもいいに・・・」と思うくらい遠く離れた場所に集まって座っていました。
夫と二人で通っていたからいいようなものの、一人で通っていたとしたら、居心地悪くて続けられなかったと思います。
でも、学級崩壊は世界中で起こっていることなのだなとつくづく思いました。
先生にフィンランドの学校の生徒の態度はどうかと尋ねたら、「oikein hyvää(非常に良い)」だそうです。
今、「フィンランドはもう学力の先を行っている」(福田誠治著)を読んでいますが、さすが! と、感心することばかりです。他の国は知らないけれど少なくとも日本の教育とは、根っこから違うことを痛感します。

毎週木曜日に片道100kmの道のりを教室に通う日々が終わり、
これからどんな風にフィンランド語を勉強していこうかと、夫と話し合いました。
参考書で独学する事はずっと続けているけれど、やはりフィンランド人と接する機会が少ないことが、なかなか上達しない理由でもあります。
また9月から始まる教室に行くつもりでいたけれど、今回のように異質の存在で参加することにはもう疲れました。
昨秋の地元のお祭りで歌と演奏をしていた中高年のグループのことを思い出し、あのような人たちのグループに入れてもらえたらいいのにね、ということになり、ネットで探して早速メールを書いてみることにしました。
といっても、仲間を募集している様子はないので、フィンランド語でわたし達の説明をし、グループに入れてもらえないかと問い合わせるメールを書くのに、ほぼ丸一日を要しました。
そしてゆうべ、「ぜひお会いしましょう」と嬉しい返事。
それにメンバーの一人が、去年の秋、私が図書館に本を借りに行ったときに、担当してくれた人だったらしく、「あなたたちの事は知っていますよ」ということでした。
人口2000人の小さな村(人口密度 2.1人/k㎡)で暮らす日本人は、やはり知らず知らず有名になっているようです。
というわけで今週木曜日、グループの人たちと会うことになりました。
ひとつのサイクルが終わり、また新しい日々が始まる。
わくわくするフィンランドの春です。

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フィンランドの物価は高くない

今年初めての投稿です。なんと4ヶ月もあいてしまいました。
こんな気まぐれの配信しかしていないのにもかかわらず、毎月2500人~3000人の人たちがこのブログを見てくれているようです。
ということで今回は近況報告です。

○春が来た!
フィンランドは3月末にサマータイムになりました。
(3月14日現在、日の出5時46分、日没20時54分)
昨日、屋根に残っていた雪がドサドサと落ちて、屋根にはすっかり雪がなくなりました。

○3月19日、平等の日
私の尊敬するミンナ・カントさんの日でした。
このブログでも以前にも書きましたが、彼女は女流作家であり、フィンランドにおける女性解放運動のきっかけを作った女性です。
フィンランド語教室の授業でも、彼女の説明を受けました。聞けば聞くほど偉大な人です。
そして、その彼女の生誕日を『平等の日』としてフィンランドの旗日と決定したこのフィンランドという国は、やはり偉大な国なのです。

○RanuaZoo(http://www.ranuazoo.com/Suomi/Talvi/Etusivu.iw3)
唯一のご近所のArltさん一家と一緒に、世界最北端の野生動物公園『RanuaZoo』に行ってきました。日本の動物園とは違い、広々としたスペースで、動物たちはゆったり、のびのびと暮らしていました。

○エストニアの編み物、レースストールにハマっています。
初めての海外一人旅のときにエストニアで買ったレースストールは、柔らかくて美しく、繊細で、いつかは編んでみたいと思っていたものでした。
日本ではレースと言えば、コットンの硬い糸を思い浮かべますが、エストニアのレースストールの場合は、100%ウールの糸です。今回私が使用したのはフィンランドで売っている、アルパカ70%、シルク30%のレース糸です。100g 9,1€(約¥1,200)
100gの長さが800mもあるので、大きな四角いストールでも一玉で十分足ります。
3mmの棒針で、ゆるく編み上げて、後はぬるま湯で洗い、木の枠やベッドなどを使ってぴんと張って乾かします。もう、そのできばえは我ながらうっとりとするほどきれいで、早速次の作品を編み始めています。

20130414_467485
この糸は以下のサイトで買えます。
http://www.garnstudio.com/lang/en/yarn.php?id=100

シェットランドウール100%のレース糸は以下のサイトにあります。
こちらは1玉、50gの価格です。
http://www.shetlandwoolbrokers.co.uk/epages/BT2741.sf/en_GB/?ObjectPath=/Shops/BT2741/Products/%22Yarn%20-%20Cobweb%22

以前も書いたように、アルパカ100%の糸も日本では信じられないような価格です。
http://www.garnstudio.com/lang/en/yarn.php?id=1

日本では、アマゾンでさえ書籍、DVD,CD以外は海外配送を受け付けていませんが、ヨーロッパのこのようなサイトは、海外からの注文も、当たり前に普通に受け付けてくれます。
ネットで見ていると、これらの糸を日本人が仲介して、とても高い値段で売られていたりします。しかも、本物かどうかわからない。
『正真正銘本物です』とラベルに日本語で書かれてたりするそうですが・・・(笑)
これだけネット社会が普及したのですから、自分で出来る事は自分でするようにしたほうが、ずっとお得だと思いますよ。

○トイレの便器を付け替えました。
この森の家は築40年の家です。
家自体の修理が必要な箇所はないのですが、やはり備品にいろいろと問題が起きてきます。
今回は、トイレ。
タンクに補給される水の止まりが悪く、そのたびにタンクを開けて中の栓や管を触ったりして止めなければならなくなりました。
フィンランド人は、家の補修は、すべて自分でやります。だから、ホームセンターのような店はとても多く、便器もたくさんの種類が売られています。
しかも安い!!
今回の便器もなんと79€(9000円程度です)
夫と二人で悪戦苦闘しながら、半日かかって取り付けられました。
ふたはソフトクローズのタイプで、ゆーっくり閉まるのです。
新しい便器になってからトイレに行くのが楽しみになり、ふたがゆっくり閉まるのを見届けるまで、トイレにいるようになりました。
このソフトクローズタイプの便器と言うのは日本では見たことがないので、ネットで調べてみたら、価格は11万円から27万円 (取り付け費用は別)なにこれ?!
日本でユースをやっているときも、老朽化で便器にひびが入ったりしているところがあったので、業者にいくらくらいかかるのか尋ねたら、1箇所20万円くらいと言われたことがあります。もちろん工事費込みですが。ユースのトイレは全部で10個ほどあったのでとても無理と、改修をあきらめたことがあります。

そうそう、2月末には冷蔵庫が壊れて、新しいのを買いました。
これも日本では 300L 以上の冷凍冷蔵庫は10万円以下では売っていませんよね。
こちらでは、それが4万円から7万円で買えます。しかも日本より高い消費税込みの価格です。

インターネット料金も、日本とは比べ物にならないほど安価です。
現在のネットの料金は、1ヶ月11€です。
日本みたいにネット料金とプロバイダ料金とルーター貸し出し料と・・・
そんなややこしい事は一切なく、「11€」 それだけです。

フィンランドは税金が高くて、物価が高くて、生活するのは大変と、思い込まされていました。今まで書いた価格は全部税込価格です。
日本にいた頃の、何かごまかされている、だまされているという、あの嫌な感覚。
やはり間違いなく、私達はごまかされ、だまされているのです。

今日のフィンランドは快晴。
現在午後2時過ぎ。南向きの私の部屋には暖かい日が差し込み、暖炉の壁の蓄熱も加わって、室温は27度です。庭の森には雪がまだまだ残っているのに、もう半そでを着ています。
最近また聞き始めたネットラジオのsuomipopから、歌が流れています。
♪onnellinen  onnellonen … ♪
この言葉がずっと繰り返されます
onnnellinenとは「幸せな」という意味です。
フィンランド
本当に幸せな国です。