ベリーの季節

3日前は道端に早々とクロウベリーが出来始めたので、量はあまり多くなかったのですが、ジャムにしました。

あれほどたくさん花が咲いたビルベリーは、豊作を期待した割には、今のところ少ししか出来ていません。サンタベリーは、8月半ばが最盛期なのでもう少し我慢です。

そして昨日、お向かいさんからHilla(日本名はホロムドイチゴ)をいただきました。森で採ってきてくれたようです。もちろん自生です。そのまま食べるのが一番おいしいそうですが、一度に食べてしまうのがもったいないので、やっぱりジャムにしようかなと考えています。
写真は いただいたHilla20120729_2542013

これからの季節は散歩に行くのが、楽しみな時期です。

 

圧迫感

 日本にいた頃、どこにいたときも言葉では表現できない「圧迫感」がありました。
いつも身構えていないと灰色の雲が、押し寄せてくるような感覚です。
そしてその見えない力に、必死で戦っていたような気がします。
そしてその「圧迫感」こそが、私が日本を出たかった最大の理由だと思います。
今日、久しぶりにこの「圧迫感」を思い出す出来事がありました。
もちろん相手は日本人です。

フィンランド人と日本人は似ていると書いてある(もちろん日本人が書いているもの)のを、よく見かけますが、私は根本的に違うと思います。180度違うと思います。
ユースホステルをしていた頃、ノキアの日本支社に勤めていた人と話したことがあるのですが、「まったくあいつら《フィンランド人)は、偏った考え方しかできない」とぼやいていました。
その考え方の違いを聞いてみたのですが、どう見てもフィンランド人の言っていることのほうが道理に合っているとしか私には思えませんでした。
結局、ノキアは日本から撤退しました。
アジアの商法には合わないのでしょう。

数日前、フィンランドの雑誌から取材を受けました。その取材記者に「なぜフィンランドはこんないい国になったと思いますか」と、尋ねたら彼女は「フィンランドは独立するときに、新しい国を創ろうとしたからだと思う」と答えました。
「国民が等しく幸せになる国」
「一人の100歩より、100人の1歩を是とする国」

フィンランドは、きれいごとで隠しながら競争し戦い合っている日本とは、似ても似つかぬ国です。
「国民全員の収入が40万円」であるのがいいか「他の人の収入が20万円で、自分だけが30万円」であるのがいいか、を日本で調査したら、ほとんどの人が後者を選んだといいます。実際私もこの質問を何人かにしてみたら、全員が後者を選びました。
人に勝つことも幸せの条件のひとつなのです。
トップから末端に至るまで、この勝ちたい願望がある限り、国民が等しく幸せになる事は不可能です。醜い争いを繰り広げているのは、一部の金持ちや政治家だけではなく、最下層にいる人々でさえ、隣人に勝ちたいのです。
友人も、夫婦も、親子でさえも、勝った負けたを知らず知らずのうちに、やっているのです。きれいごとで隠しながら・・・ 自分自身さえ騙しながら・・・

今日の出来事で、夫は「そんな国から出られた自分たちの運命を喜ぶべきだ」と言っています。
私も夫も、フィンランドはこんないい国だから、もっと簡単に、誰でも望めば移住できるような道はないものかと考えてきましたが、これは間違いであることに気づきました。
この優しくて美しい国を、貪欲な心で汚されたくないと、心から思います。
残された人生、「フィンランドに役立ちたい」と言う方向だけを見据えて生きていきたいと思います。
 
最後に、
私は今まで、『フィンランドに来るといいよ』といろんな人に言ってきましたが、
本日をもってそれを改め、以下のように訂正します。
『フィンランドに来ないで下さい』

これはあくまでも私の独り言です。

皆さんの行動を強制するものではありません。念のため。