自分のいたい場所

 私は、フィンランドに来たくて移住したけれど、いやいやフィンランドに住んでいる人も、中にはいるようです。
私にとっては天国でも、その人にとってのフィンランドは地獄のように思えるのでしょう。
私は二人目の夫と一緒にいたとき、兵庫県相生市に住んだことがあります。
わずか1年半ではあったけれど、嫌で嫌でたまりませんでした。目に入る何もかもが、気に入らなかったし、京都を懐かしんでばかりいました。京都が特別いい場所であったわけではなかったのに、相生をけなすために京都を美化していました。
でも、突き詰めてみれば、そもそもそのときの夫婦関係に問題があったのです。
間違った相手との生活を壊すことができない自分を責める代わりに、相生を標的にしていたことが、今ならはっきりわかります。
ユースホステルを経営していた頃、団塊の世代の夫婦が、泊まりに来る事が時々ありました。二人で旅行するくらいなのだから、そんなに仲が悪いわけではないのでしょうが、やはり惰性で一緒にいるだけという関係だったと思います。
そういう夫婦を見るたびに、私は二度の離婚は正解だったなとつくづく思いました。
あのまま夫婦を続けていたら、安定はあったかもしれないけれど、心はいつも不満でいっぱいで、いつも自分をどこかで恥じ、それを周りの人のせいにし、環境のせいにし、害毒を振りまいていたに違いないと思います。
「子供のため」という大義名分で、「自分の欲深さ」を覆い隠し、世間に対して良い母を演じていても、自分の奥底は自分の醜さを知っているのです。だから、自分自身が自分を決して幸せにはしないのです。
離婚を選んだ生活は、決して楽な道ではなかったけれど、今こうして、真の魂の伴侶と言えるパートナーと、このすばらしい国に暮らすことができている自分の人生に、心から感謝しています。
私をフィンランドに導いた当時のフィンランド首相の言葉「心が離れた夫婦が一緒にいることは不幸なことだ」は、なんとすごい名言だったことかと、改めて思う私でした。

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自分のいたい場所」への6件のフィードバック

  1. こんにちは はじめまして
    北欧の森 って検索したら辿りつきました(^^)
    ”ただ、フィンランドが好きという想いだけで 移住を・・・”とても素敵な生き方だと思います☆
    私も森や自然がとても好きです
    もともと都会育ちではないので 自然はいつも身近にありましたけど その素晴らしさに気付いたのは 
    アラフォーとなった ごく最近ですけれど
    最近とても北欧の自然に心惹かれています(^^)
    時々訪問させていただきたいと思いますので
    よろしくお願いいたします

  2. コメントありがとうございます。
    おっしゃるとおり、フィンランドの森は格別です。フィンランド語で「自然」のことを「luonto(ルオント)」と言います。そして「神」のことを「luoja(ルオヤ)」と言います。
    フィンランド人は森から来て森に帰ると信じているようです。
    森には不思議な力があります。森の中にたたずんでいると、その不思議な力を感じることがあります。言葉では説明できませんが、それはそれはすばらしい感覚です。
    一度体験されるといいと思いますよ。

  3. こんにちは
    このブログを読んでとてもフィンランドに住みたいと
    思いました.
    森で生活するのにとても憧れます^^
    どうすれば移住できるのですか?

  4. フィンランドへ旅行する事は簡単ですが、
    移住するとなると、難しいことがたくさんあります。まず、在留許可がおりないと、住む事はできません。以下のサイトに、在留許可について詳しいことが掲載されています。
    http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?nodeid=44711&contentlan=23&culture=ja-JP
    もし、もっとお知りになりたければ、フィンランド大使館のHPをごらんになるといいと思います。英語版ならあります。

  5. はじめまして。
    シナリオ大賞で検索してお邪魔しました。
    フィンランドにお住まいなんですね。
    いいなあ!!
    ムーミンシリーズを子どものころ
    ずっと愛読していました。
    実家に置いてきてしまったけれど、
    何度も何度も読み返していたので、
    どの本もぼろぼろでした。
    きっとフィンランドの森のあちこちに、
    たくさんの不思議と冒険がたくさん
    隠れているのだろうなあととても憧れています。

  6. コメントありがとうございます。
    私がムーミンを読んだのは、大学の頃、第2外国語に選択したフランス語の授業で、教科書代わりに使った教材が「ムーミン」でした。
    残念ながら、それしか読んだことがないのです。
    いろんな想いがこめられて書かれた本だと聞いているので、ぜひ読みたいと考えていますが、できれば、フィンランド語で読みたいので、まだ実行されていません。
    フィンランドの森は、本当に幻想的で素敵です。こちらは北部なのですっかり紅葉の時期も終わりましたが、どの季節もそれぞれにとても素敵で、毎日見ていても飽きません。

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