重荷の正体

以前に、フィンランドのシステムはごまかせるところがたくさんある、と言うことを書きましたが、さまざまな場面で「急いでいない」「欲がない」ことを感じます。
電気料金も、1年に一度、各自が自分の家の電気使用量のメーターを読んで、自己申告します。
水道料金は、どうなっているのかいまだにわからず、この森の家を購入してから10ヶ月が過ぎるのに、まだ請求書が来ません。
オウルのマンションのネット料金は2ヶ月ごとに請求書が送られてくるのですが、3ヶ月過ぎても請求書が来ないでこちらから問い合わせても、「まだ出てないね」と言う返事があったままだったこともあります。
スーパーのレジでは、どんなに待たされても、誰も文句を言わないし、いらいらしている様子もありません。
競争原理を排除すると、こんなに穏やかになれるのかと驚きます。
競争がなかったら、怠けたり、やる気がなくなって何もしないんではないかと、わたしたちは思ってしまいますが、実はその逆なんですよね。
この穏やかな世界に来てみて、日本はとても苦しい生き方をしているな、とても制限の多い国だなと思います、そしてこのわたしもとても苦しい生き方をしていたなと思います。

今、世の中には「成功本」がたくさん出回っています。
「ザ・シークレット」を始め、どうすれば成功を引き寄せられるかと言う類の本です。
私も、ご他聞に漏れずシークレットや自在力を試したことがあります。
そしてその効果は、ホントにすごいです。
ある雑貨店のオーナーをしていたことがあるのですが、その時「自在力」を使って昨対(昨年の同じ月の売り上げを100として、今月の売り上げの割合のこと)を160%という脅威の数字をあげました。店を経営した事がある人はわかると思うのですが、昨対160%という数字は、明らかに奇跡です。
また、5年前、当時は日本でユースホステルを経営していたのですが、ザ・シークレットを読んで、「宿泊者数が昨年の2倍になる」と望んだら、それから半年間、本当に2倍の宿泊者が来ました。背筋が寒くなるほど、思い通りになります。
でも、私の場合は、思い通りの数字になればなるほど、今月は当たったけれど来月はダメだったらどうしよう」という恐怖がだんだん大きくなり、その恐怖を振り払うことができず、余計にしんどくなって、シークレットを使うことをやめてしまいました。
今も、成功本はよく売れているようですし、試している人もたくさんいると思います。
なのに、やはり幸せな人が増えているとは、私にはどうしても思えません。
なぜなのでしょう・・・

続く

写真は我が家の庭にやってきたトナカイが、のんびり昼寝をしてる様子です。20110909_2136811

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